洗濯をする時に柔軟剤を使用している方は、たくさんいると思います。
わが家では「レノア本格消臭」を使っていますが、部屋干ししても臭くなりにくいですし、スッキリした香りが気に入っています。
洗濯物を自分好みに仕上げることができる柔軟剤ですが、いつのまにかドロドロに固まってしまったことはありますでしょうか?
ネットの書き込みなどを見ていると、「使っている柔軟剤が固まった」「詰め替えや未開封でも固まってた」「溶けないけど効果ある?」「解消法や対処の仕方を知りたい」など、柔軟剤が固まって困っている人は結構いるようです。
中でも、「レノアハピネス」や「ダウニー」など、香りが売りの柔軟剤が固まるという声が多いようです。
柔軟剤が固まって使えなくなってしまったら困りますよね…。
もったいないし、何とか使えないのかな?と思っちゃいますよね!
この記事では、レノアなどの柔軟剤が固まる時の解消法や対処の仕方、詰め替えや未開封の柔軟剤がドロドロで溶けない時の香りの効果はあるのか、について書いています。
レノア柔軟剤が固まる時の解消法や対処の仕方は?
レノアなどの柔軟剤が固まってしまった時の解消法や対処の仕方について、いくつかご紹介します。
また、投入口で固まった場合の対処法や、やむなく捨てる場合の捨て方についても書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
固まった時の解消法や対処の仕方
レノアなどの柔軟剤がドロドロに固まってしまった時はどうしたら良いのでしょうか?
計量できる程度の粘度であれば、そのまま使っても問題はありません。
もし計量できないほどの固さまで固まってしまった場合は、基本的には使わない方が良いですが、もったいないし、なんとか使えないかな?という方は、以下のことを試してみてください。
ただ、なんとか使える状態にするだけで、元通りになるとは限らないので、できるだけ早く使い切ってしまいましょう。
固まったまま使ってしまうと、溶け残った柔軟剤がシミになってしまうなど洗濯物へ悪影響を及ぼしたり、柔軟剤が投入口で詰まって洗濯機が故障してしまう可能性もあるので、固まったまま放り込むのはNGですよ!
ボトルをよく振ってみる
部分的に固まっている場合や、振って混ざりそうな感じであれば、ボトルをよく振って混ぜてみましょう。
うまく混ざって均一な液体になれば、元のように使える状態になるかもしれないので、まずは振ってみましょう。
温めてみる
柔軟剤は、30℃以上の高温や0℃以下の低温の場所、また、温度変化の激しい場所などで保管していると固まってしまうことがあります。
特に低温で固まってしまうことが多いようです。
低温で固まったと考えられる場合は、温めてみることが有効です。
温かい部屋に置いておく、ぬるま湯につけておくなどして温めてみましょう。
柔軟剤は急激な温度変化には弱いので、ゆるやかに温めることをおすすめします。
お湯で溶いてみる
ボトルを振ってみても、温めてみてもダメな場合は、お湯で溶かしてみるという方法もあります。
ボトルごとチャレンジする場合は、熱湯は避けた方が良いですが、少し熱めのお湯を少しずつ入れてよく振ってみます。
様子を見ながら、お湯を少し足して振る、を繰り返してみてください。
お湯を足すので薄まりますが、うまく溶けて均一な液状になればOKです。
また、面倒かもしれませんが、使う毎にぬるま湯で溶いてみるのもおすすめです。
溶けていれば洗濯機に入れても大丈夫なので、溶けたことを確認して入れられるため安心です。
メーカーのお客様相談室に聞いてみる
対処法を試す前に、メーカーのお客様相談室等に問い合わせて聞いてみるのも良い方法です。
メーカーならではの良い方法を聞けるかもしれませんし、まだ開封もしてないのに固まっていた場合は交換などの対応をしてくれる場合もあります。
ただ、計量できないほど固まってしまった場合は、メーカーとしては安全性が保障できないため、処分するように言われる可能性が高いと思います。
投入口で固まった場合
柔軟剤を毎日使用していると、洗濯機の投入口にだんだん柔軟剤の固まりができていく場合があると思います。
柔軟剤の使用量が多めだったり、いろいろな種類の柔軟剤を使用していたりすると固まりやすいかもしれませんね。
また、縦型の洗濯機の方がドラム式洗濯機より固まりやすいという声もあります。
こまめにお手入れをしていれば良いですが、放っておくと詰まってしまう可能性があるので、固まっているのを発見したら早めにお掃除しましょう。
手順は以下の通りです。
・投入口に60℃くらいのお湯をかけて固まりを緩める
・歯ブラシなどで柔軟剤の固まりを取り除く
・すすぎと脱水コースで1回運転
これで投入口がキレイになっていれば完了です。
固まった柔軟剤の捨て方
使えそうにない柔軟剤は捨てるしかありません。
少量であれば、排水口やトイレに流しても大丈夫ですが、詰まったりしないように多めの水でしっかり流しましょう。
量が多い場合は、新聞紙などに染み込ませて、生ごみなどと一緒に可燃ごみとして捨てます。
流せる状態ではない場合も、新聞紙にくるむなどして可燃ごみとして捨てましょう。
レノア柔軟剤の詰め替えや未開封がドロドロで溶けない時の香りの効果はある?
購入して保管しておいた、レノアなどの柔軟剤の詰め替えや未開封のものを使おうとして開封したら、すでにドロドロになっていた!ということもあるようです。
そんな状態でも柔軟剤の効果や香りの効果はあるのでしょうか?
そもそも、柔軟剤ってどんなもの?
柔軟剤とは、陽イオン系の界面活性剤を主成分とした、洗濯物の繊維を柔らかくする仕上げ剤のことです。
洗濯物の繊維は-の電気を帯びているので、+の電気を帯びた柔軟剤の成分がしっかりと繊維全体をコーティングして、衣類の表面をなめらかにします。
最近はひとくちに柔軟剤と言っても、繊維を柔らかくするだけでなく、衣類へいい香りをつけたり、消臭・防臭効果や、静電気防止効果、速乾効果など、いろんな効果が期待できるものがたくさん出ています。
最新のものでは、衣類のダメージケアをしてくれるものまであるみたいですよ♪
主な成分は、界面活性剤・香料・㏗調整剤・安定化剤・粘度調整剤・泡調整剤などで、そこに抗菌剤やダニよけ剤などの性能向上剤を加え、さまざまな効果をつけています。
固まるのはなぜ?原因は?
柔軟剤の成分に【安定化剤】が含まれていることから、もともと成分的にはあまり安定でないことが考えられます。
レノア本格消臭のパッケージ裏を見てみると、「生分解性の界面活性剤を使用。長期保管により固まる事がある為、お早めにご使用ください。」と明記してあります。
また、使用上の注意に、「高温や低温、および直射日光などをさけて保管する」とあります。
環境に配慮し、柔軟剤使用後に早く分解されるような工夫がされているため、詰め替えや未開封のものであっても、あまり長い期間を経てしまったり柔軟剤にとってあまり良くない環境で保管していると、分解して粘度が高くなって固まってしまったり、分離してしまうことがあるようです。
他にも、「他の製品や洗剤と混ざると液が固まることがあります」という記載もあります。
ボトルの製品と別の詰め替え製品を入れてしまったり、洗剤と柔軟剤を混ぜてしまったりすると、固まってしまう可能性があるのですね。。
また、香りが強い柔軟剤の方が固まりやすい傾向にあるようです。
ダウニー、ガーネッシュなどの海外製品も固まりやすいという口コミが多いようです。
香料はたくさんの匂い成分の組み合わせでできているので、その分柔軟剤の成分が濃くなりドロドロになりやすいのかもしれませんね。
ドロドロでも香りの効果はあるのか
ドロドロの状態であっても、計量できるくらいの粘度であれば、柔軟剤の効果もあり、安全に使用することができるようです。
ただ、ドロドロになっているということは、生産してから長時間経っている可能性や、良くない状況で保管していた可能性が高いですよね。
香りは、生産後時間が経つにつれて質が下がっていくので、やはりドロドロになっていないものと比べるとイマイチかもしれませんね。
また、計量できなかったり、溶け残ってしまうほど固まってしまっている場合は、そのまま使用するのは控えた方が良いです。
固まってしまった時の解消法や対処法についていくつかご紹介しましたが、その方法を試して使える状態になったとしても、香りが元通りになるとは考えにくいです。
固まるのを防止するには?
柔軟剤の性質を知って保管の仕方や使い方に気をつけることで、固まるのを防ぐことができるので、以下のポイントにぜひ気をつけてみてくださいね。
【ポイント】
・高温や低温、直射日光などを避けて保管する
・開封後は早めに使い切る
・ストックは控えめにする
・購入後は3ヶ月以内を目安に使い切る
・容器を洗浄して乾かしてから詰め替える(別の製品の詰め替えを入れる場合)
まとめ
レノアなどの柔軟剤が固まる時の解消法や対処の仕方、詰め替えや未開封のものがドロドロで溶けない時の香りの効果などについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
もし、また固まって溶けないことがあったら、ここでご紹介した解消法や対処法をお試しくださいね。
とはいえ、レノアなどの柔軟剤の香りやいろいろな効果を最大限に生かすには、固まらせないことが一番です!
柔軟剤の性質を知って、保管場所や使い方に気をつければ、ドロドロに固まることなく最後まで使い切れると思うので、これからは固まらせないことを目指しましょう。
詰め替えや未開封のものでも、保管場所が良くないと固まってしまう場合があるので注意してください。
洗濯物を自分好みに仕上げて、素敵な香りや肌触りを楽しみましょうね♪