ウサギに関する本やインターネットの記事、インスタグラムなどのSNSなどを見ているとよく目にする「うさんぽ」。
ウサギのお散歩を指す言葉で、公園や河川敷などにウサギを連れて行って自然の中で遊ばせるというものです。
可愛いハーネスをつけて、気持ちよさそうに散歩するウサギや、花飾りを耳につけてピクニックしているウサギの写真や動画を見ると、本当にステキでとても憧れます!
でも、わが家のウサギはとっても怖がり・・・。
怖がりなウサギでもうさんぽできる方法はないのかな?といろいろ調べてみました。
この記事は、怖がりなウサギがうさんぽできる方法や、うさんぽの前に確認しておきたいことについて書いています。
怖がりなウサギがうさんぽできる方法はあるの?
ウサギが怖がりな場合は、無理にうさんぽさせない方が良いという意見が多いです。
一方で、自然の風や空気に触れたり、暖かな日差しを感じたりすることは、ウサギにとってとても良い刺激になって気分転換になるし、広いところで遊ぶことで、運動不足解消にもなるというような、肯定的な意見も多々あります。
あまりにも怖がりな場合は、恐怖でパニックに陥ったり、ストレスで体調がおかしくなってしまう場合もあるので、うさんぽはやめておいた方が良いのかなとは思います。
怖がりなウサギでも、段階を踏んで少しずつ慣らしていくことはできそうです。
うさんぽへ行くためのハードル
わが家のウサギは、怖がりだけど好奇心旺盛。
もしかしたら、少しずつ段階を踏んで準備すれば行けるかも?
うさんぽをするためには、ハードルがいくつかあるので、確認してみたいと思います。
ハードルその① ハーネスとリード
うさんぽに必要なのが、ハーネスとリード。
飼い主とウサギをしっかりつないでおくアイテムです。
うっかり逃げ出してしまうと、他の動物に襲われたり、有害なものを食べてしまったり、不慮の事故に遭うなどの可能性があり、とても危険です。
ハーネスから抜けて逃げ出してしまわないように、体に合ったサイズのハーネスが必須です。
まずは、このハーネスとリードに慣れてもらわないといけません!
飼い主も、着せるのに慣れるために練習が必要です(笑)
最初はリードをつけずにハーネスだけ着せて慣らします。
嫌がって外そうと必死になる場合もあるので、様子を見て無理そうなら外してあげてください。
慣れてきたらリードをつけて、部屋の中で散歩してみます。
これができれば、まずハードル1つクリアですね♪
ハードルその② キャリーケース・キャリーバッグ
公園など、うさんぽさせる場所までは、キャリーケースやキャリーバッグに入れて連れていくため、キャリーケースやキャリーバッグにも慣れておかないといけません。
いきなり知らない入れ物に閉じ込められて、知らない場所に連れて行かれることは、ウサギにとってかなりのストレスになってしまいますよね。
まずは、ケージから出して遊ばせるときなどに、キャリーケースをウサギの近くに置いて、見慣れるようにします。
キャリーケースに入ったらおやつをあげて、「入るといいことがある」と思ってもらうようにすると、慣れやすいと思います。
キャリーケースに入るのを嫌がらなくなったら、ハードル2つめクリアです。
ハードルその③ 慣れない場所
慣れない場所は、ウサギにとって怖いものですよね。
ウサギの性格によって、慣れない場所に連れていかれたときの反応は様々のようです。
慣れない場所でもすぐに順応できるウサギもいれば、パニックに陥ってしまうウサギもいます。
まずは、家の中でいつもと違う場所で散歩させてみて、どんな行動をするのか様子を見てみましょう。
わが家のウサギはいつも遊ぶ範囲から少しでも外に出ると、途端に慎重になります。
「外は怖いけど、向こうに見えるものが気になる・・・。」
好奇心は強いようで、念入りに様子を伺いながら少しずつ行ける範囲を広げています。
少し慣れると、広げた範囲のところまでは抵抗なく行けるようになりました。
慣れていない場所でも、様子を見ながら動けたり、近くに飼い主がいて安心できるようなら、家の庭やベランダなど、外の空気に触れられる場所で試してみましょう。
お庭でのお散歩ができたら、ハードル3つめクリアです。
うさんぽに行ってみよう
うさんぽに実際に行ってみよう!と思ったら、まずはしっかり計画を立てましょう。
場所選び
公園や広い河川敷など、うさんぽできそうな場所かどうか、事前に下見しておくと良いです。
他の人の利用状況や、生えている植物、道路や水場が近くにないか、大きな声や音がしないか、他の動物はどうかなどを確認し、できるだけ安全な場所を選びたいですね。
持ち物
ハーネス・リード、キャリーケースorキャリーバッグ、食べ慣れているおやつや野菜、給水器、汚れを落とすためのブラシやタオル、できればウサギ用のサークルがあると安心です。
いきなり広いところに出してしまうと怖いので、サークルの中でキャリーケースから出してあげると、脱走も防げます。
うさんぽの前に確認しておきたいこと
うさんぽは、安全な家を出て外へ出かけるので、ウサギにとって思わぬ危険がいっぱいです。
うさんぽの前に確認しておきたいことをいくつかご紹介します。
ウサギの月齢・年齢
ウサギが幼すぎたり高齢の場合はやめておいた方が無難です。
生後6ヶ月くらいから6歳くらいまでが適齢ですが、うさんぽに行く前に充分慣らすことが必要です。
天候や気候
天候が悪い日はやめておきましょう。
あまり暑い日や寒い日も避けた方が良いです。
特に、暑すぎると熱中症になってしまうかもしれません。
春や秋など、気持ちの良い気候のときに出かけたいですね。
農薬や除草剤が撒かれていないか
うさんぽに行く予定の場所に、農薬や除草剤が撒かれていないか確認しておいた方が良いです。
また、食べてはいけない植物が生えている場合も考えられるので、事前に確認できるならしておきましょう。
分からない場合は、ウサギが食べられるエサを持参して、その場に生えているものは極力食べさせないようにした方が無難です。
他の動物(犬や猫、カラスやワシなど)
他の動物に襲われる可能性があるので、他の動物には近づかないようにします。
空からカラスやワシが襲ってくる可能性もあるので、全力で守ってあげましょう!
姿や鳴き声でもストレスになる場合があるので、なるべく他の動物がいない場所が良いですね。
他のウサギ
他のウサギやその飼い主と会うことがあるかもしれません。
「うさんぽ会」なるものもあるらしいので、そういう交流会に参加するのも楽しそうですね。
他のウサギに会う場合は、感染症や同性同士のケンカ、異性同士だと妊娠してしまう可能性もあるので、事前に感染症のチェックや去勢も考えておいた方が良いかもしれません。
その他
ペットを連れていってはいけない場所もありますし、家族連れが多い場所では子供が走り回っている場合もあります。
また、人間の食べ物やたばこの吸い殻などが落ちていると間違って食べてしまう可能性もあります。
うさんぽに行く場所の様子を事前に確認しておくと安心です。
うさんぽが終わったら、土や虫、ダニなどが付いていないか、体調に問題がないかなどチェックしつつ、ブラッシングしてきれいにしてあげましょう。
まとめ
怖がりなウサギでもうさんぽできる方法と、うさんぽの前に確認しておきたいことについてご紹介しました。
うさんぽに限らず、ハーネスとリード、キャリーケース・キャリーバッグに慣れておくことは、もし何か災害があったときにとても役に立ちます。
怖がりなウサギちゃんでも、練習しておく価値はあると思います。
気持ちの良い自然の中で一緒に遊べたら、ウサギにとっても飼い主にとっても素敵な時間になると思うので、ウサギちゃんの様子を見つつ、チャレンジしてみてください♪
もしうさんぽができなくても、家の庭や、お部屋の中を散歩する「へやんぽ」でも十分運動できますし、気分転換にもなりますので、無理はしないでくださいね。