ウサギは鳴かないためか、静かでおとなしいイメージがありますが、実はそうでもありません。
鳴かない分、いろいろな行動やしぐさで感情表現をしてくれるんですよ♪
わが家のウサギは、臆病だけれどとても好奇心旺盛で、家の中でちょっとずつ行動範囲を広げたり、高いところに登ろうと果敢に挑戦したりしています。
飼ってみて初めて見るウサギの行動やしぐさには、可愛さや驚きがいっぱいです。
この記事では、ウサギの習性やしぐさとその意味について紹介しています。
ウサギの習性
ペットのウサギは、元々はヨーロッパのアナウサギを品種改良したものだそうです。
なので、ペットとして飼われているウサギの行動を見ると、アナウサギの習性を色濃く引き継いでいるものも多々あるようです。
アナウサギの習性にはどんなものがあるのでしょうか?
群れで暮らす
アナウサギは、家族単位の小さなグループがいくつも集まって大きな群れをつくって暮らしているそうです。
群れで暮らす習性から、仲間の間で優劣を決めるために、相手に乗りかかるマウンティング行動をします。
オスにもメスにもマウンティング行動は見られるそうです。
わが家のウサギは、家のボスが誰なのか理解しているようで、お父さんがそばに来ると必ず駆け寄って甘えます(笑)
ニオイでなわばりをつくる
アナウサギは、なわばりの境界にニオイをつけたり、仲間のウサギにもニオイつけをしてなわばりを主張するそうです。
あごの下や肛門の近くにニオイを出す分泌腺があり、そこを擦りつけてニオイをつけます。
わが家のウサギは、何かを差し出すと必ずと言っていいほど、あごの下をグイっと擦りつけてきます。
指を差し出すと、あごの下を擦りつけた後にクンクンとニオイを確認して満足そうにしています。
私たち家族を仲間と思ってくれているんだなぁとほっこりします。
オスのウサギは大人になってくるとオシッコを飛ばしてニオイつけをすることもあるみたいですが、それは困りますよね。。。
わが家のウサギは女の子なので、オシッコ飛ばしに関しては大丈夫そうです。
穴を掘って巣をつくる
アナウサギはその名の通り、穴を掘って巣をつくるそうです。
ペットのウサギには穴を掘る機会はなかなかありませんが、穴を掘ったり土を固めるようなしぐさをすることがあります。
わが家のウサギは、タオルで遊ぶのが大好きなのですが、タオルをかき集めたり、グイっと押し出すようなしぐさをよくしています。
他にも、トイレの後ろ辺りに入り込んで一生懸命ホリホリしていることもあります。
本能的な行動だと思うのですが、とにかく一生懸命やってるのでとても可愛いですよ♪
朝と夕方が活動時間
「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」と言うそうなのですが、ウサギは朝と夕方に活発に活動し、日中と夜中は休息するそうです。
ペットのウサギの場合、飼い主の生活時間によって多少異なるかもしれません。
わが家のウサギの場合、朝起きると「早くごはんちょうだい!」と言わんばかりにケージに前足をかけてアピールしてきます。
昼間は、ケージでのんびりと毛づくろいしたり、寝そべってウトウトしていたりすることが多いです。
夕ご飯の時間が近くなるとエサ入れの前で陣取って待っている感じです。
夜寝る前くらいに30分程ケージから出して遊ばせてあげるのですが、その時間帯が一番元気です。
昼間と真夜中は休んでいる感じなので、ウサギの活動時間と比較的合っているのかなと思います。
ウサギのしぐさとその意味
ウサギはいろいろなしぐさをします。
どんなときにどんなしぐさをするのかを知っておくと、ウサギがどんな気持ちでいるのか推察することができます。
どのしぐさにしても、とても可愛らしくて、見てて飽きないですよ♪
毛づくろい
全身をくまなくなめて毛並みを整えます。
耳や顔も、前足を使ってきれいに洗います。
気持ちを落ち着けるために毛づくろいをすることもあるようです。
一生懸命毛づくろいしている姿は本当に可愛くて癒されますよ♪
私の中では、ウサギの可愛いしぐさNo.1です。
寝そべる
ウサギというと、前足をついてちょこんと座ったり、雪ウサギみたいに足を隠して丸くなっている姿が思い浮かびますが、リラックスしたり休息するときには身体を伸ばして寝そべります。
後ろ足までビヨーンと伸ばして寝そべっているのですが、思った以上に長いのでびっくりしますよ!
さらには、バタン!と勢いよく横になることもあります。
これを最初に見たときは具合が悪くて倒れたのかと思いびっくりしましたが、よくある寝方だそうです。
私が好きなのは、後ろ足を伸ばしたときのお尻のもさもさ感なのですが、触りたくてケージの扉を開けると、普通の座り方に戻ってしまうので、なかなか触らせてもらえません(T_T)
後ろ足で立ち上がる
何か気になる音がしたり、突然何かが動いたりすると、耳をピンと立てて後ろ足で立ち上がり、全集中で様子を伺います。
ウサギがよくやるしぐさの1つだと思います。
捕食される側の動物だからなのか、特に、周りの異変にはとても敏感です。
ウサギとしては警戒している体勢なので申し訳ないのですが、後ろ足で立ち上がった時の前足がとても可愛いので、ぜひチェックしてみてください♪
ジャンプする
ジャンプするのは、楽しいときやうれしいときです。
時には首を振りながらジャンプすることもあり、最大級の喜びを表しています。
わが家のウサギは、お父さん大好きなので、ケージの外に出して遊ばせているときにお父さんが近くに来ると、よくそのしぐさをしています。
「ヒャッホウ!」という言葉がぴったりな感じで、見てると面白いですよ♪
走る
わが家では1日に1度、ケージから出して遊ばせています。
人工芝を敷いてその範囲で遊ばせているのですが、突然火がついたようにダダダダっと走り回ったり、人が立っていると足の周りをグルグル回ったりします。
これもうれしいときにする行動のようです。
狭い範囲でも小回りを利かせて走り回る姿は、元気に遊べてうれしいのだな、と思えてうれしくなります。
つんつんする
ケージから出して遊ばせていると、つんつんと鼻先でつついてくるときがあります。
これは、かまってほしかったり遊んでほしいときにするようです。
わが家のウサギは、ケージから出してあげたときに「ありがとう」みたいなつんつんと、なぜか私が座っている後ろからつんつんしてきます。
そういうときになでてあげると、とても気持ちよさそうに横になります。
足ダン
後ろ足で「ダン!」と地面を強く叩くしぐさをすることがあります。
スタンピングとも言いますが、怒っていたり不機嫌なときにするしぐさです。
わが家のウサギはあまりしませんが、何度かやったことがあります。
遊んでいたおもちゃが転がって遠くにいってしまい、届かなくなってしまったときに何度かやりました。
あとは、私が見ていないときだったので理由はわかりませんが、ケージの中で一度やったみたいです。
突然大きな音を鳴らすのでびっくりしますよ。
まとめ
ウサギの習性やしぐさとその意味についていくつかご紹介してきました。
ウサギを飼わないとわからない、びっくりするようなしぐさもあるので、少しでも参考になればうれしいです。
他にもいろいろなしぐさがあると思いますが、どのしぐさも可愛いものです。
ウサギの個性もさまざまなので、その子特有の行動やしぐさを発見できるかもしれませんね♪