ウサギをおうちに迎え入れたら、毎日どんなお世話をしてあげたらよいのでしょうか?
「エサはどれくらいあげればいいの?」「トイレの始末はどうしたらいいの?」「爪切りのしかたは?」など、最初はわからないことだらけですよね。
わが家も、ウサギの飼い方に関する本を買って読んだり、インターネットで調べたりしながら、わが家に合った方法を見つけて飼育しています。
この記事では、ウサギのお世話の方法と、お世話をする際の注意点について書いています。
ウサギのお世話の方法
ウサギのお世話には、毎日のお世話と、時々必要なお世話があります。
どちらも、ウサギが快適に暮らすために必要なお世話なので、わが家のやり方も交えながらご紹介します。
ウサギの毎日のお世話
毎日する必要があるお世話には、エサやり、給水ボトルの水の入れ替え、トイレの始末、ケージ内の掃除などがあります。
ウサギと仲良くなるために、毎日適度なコミュニケーションも取りたいですね。
エサやり
まず、主食の「牧草」は、いつでも好きなだけ食べられるように、牧草入れにたっぷりと用意しておきます。
副食である「ペレット」は、ウサギの体重の1%ほどの量を朝晩の2回に分けて与えます。
わが家のウサギの場合、体重が約1㎏なので、体重の1%の10gを2回に分けて、朝晩5gくらいずつあげています。
と言っても、毎回重さを測っているわけではなく、このスプーン2杯くらいで5gくらい、というような目安を作ってあげています。
「おやつ」は、とても喜んで食べるのでついついたくさんあげたくなりますが、牧草を食べれなくなってしまうといけないので、あげすぎないように気をつけましょう!
わが家では、ケージから出して遊ばせた後にあげたり、爪切りを頑張って我慢したときなどにごほうびとしてあげる、と決めてあげています。
給水ボトルの水の入れ替え
給水ボトルの水は、たくさん残っていても毎日入れ替えてあげましょう。
特に夏場は、雑菌が繁殖しやすいので忘れないように!
入れ替えるときに、給水ボトルの中をゆすいだり、飲み口のところを洗うようにします。
あとは、途中に空気が入っていると水がうまく出ない場合があるので、入れ替えた後にちゃんと水が出るかどうか、確認すると良いと思います。
トイレの始末
汚れたトイレ砂を捨てて、軽くふき掃除をした後、新しいトイレ砂を入れます。
三角形のトイレであれば、奥の角の部分のトイレ砂を少し高めにして傾斜をつけてあげると、糞が手前に転がって、たくさん糞をしたときでも溢れにくくなるのでおすすめです♪
糞は、ウサギの健康状態を見る良い指標になります。
下痢をしていないか、糞の色や形、大きさや量は普段通りかなど、チェックしながら入れ替えると良いですね。
ケージ内の掃除
普段の掃除は、ペレットや牧草などの食べこぼしを取り除いたり、トイレ以外でしてしまった糞尿を片付けるなど、こぎれいにするくらいで大丈夫です。
自分のニオイが残っている方が安心するので、あまりきれいにしすぎない方が良いようです。
トイレ以外の場所で糞や尿をしてしまった場合は、ティッシュなどでふき取って、トイレじゃない場所をしっかり消臭した上で、ふき取ったティッシュをトイレの中に入れておくと、トイレのしつけにもなります。
わが家のウサギは、この方法でトイレを覚えてくれたので、試す価値はあると思いますよ♪
コミュニケーション
迎えたばかりのウサギは、慣れない環境でとてもストレスを感じているので、あまりかまいすぎないように気をつけた方が良いですが、毎日少しずつでもコミュニケーションをとって、早く仲良くなりたいですよね。
エサやりのときや、出かける前後に声をかけるなど、なるべく優しく声かけをするようにし、隠れずに寄ってくるようになったら、頭を優しくなでなでしてみましょう。
それも慣れてきたら、ケージの外に出して遊ばせてみたり、抱っこに挑戦してみると良いと思います。
わが家の場合、最初にかまいすぎたのか、手を伸ばすだけで警戒して逃げてしまうようになり、かえって慣れるまでに時間がかかってしまいました。
焦らず、徐々に慣らしていくことが大切です!
時々必要なお世話
毎日やらなくても良いけど、時々必要なお世話があります。
ブラッシングや爪切り、しっかりお掃除などです。
ブラッシング
グルーミングともいいます。
ウサギは年に4回も毛が生え変わるため、本当によく毛が抜けます。
自分でも毛づくろいをするのですが、毛を飲み込んでしまうため、排泄がうまくいかないとお腹の中に毛が溜まってしまうことがあるそうです。
わが家のウサギは、ちょくちょくつながった糞をします。
飲み込んだ毛をちゃんと排泄できているから良いのですが、もう少しこまめにブラッシングしてあげると良いのかなと思います。
週に1回くらいは、コミュニケーションや健康チェックも兼ねてブラッシングをして、抜け毛を取り除いてあげましょう。
給水ボトルや食器のしっかり洗い
週に1回くらい、給水ボトルの中や食器をしっかりこすり洗いします。
ウサギの口の中にはたくさんの菌がいるそうなので、菌が繁殖して病気になるのを防ぐためにも、定期的にきれいに洗ってあげましょう。
爪切り
ウサギの爪が伸びるのは結構早く、放っておくと中の血管まで伸びてきてしまうので、月に1回くらいは爪を切ってあげましょう。
小動物用の丸い爪を切るための爪切りを使用します。
ウサギの爪の途中まで血管があるため、血管を傷つけないように気をつけて先端を切ります。
ケージ・遊び道具の丸洗い
月に1回くらい、ケージや遊び道具の丸洗いをしてあげましょう。
自分のニオイが全くなくなってしまうと不安になってしまうので、ケージと遊び道具を洗うタイミングは別にした方が良いようです。
ウサギのお世話をする際の注意点
ウサギのお世話をする際の注意点についてご紹介します。
ウサギの性質を知っておく
ウサギの性格はバラエティに富んでいるようですが、基本、臆病で警戒心の強い動物なので注意が必要です。
うるさい場所や、人に全面から見られるような場所はウサギにとってストレスになります。
大きな音を立てないようにしたり、一面は壁にくっつけてケージを置くなどして、ストレスをできるだけ少なくしてあげたいですね。
また、ペットのウサギは暑すぎるのも寒すぎるのも苦手なので、エアコンが設置してある部屋の方が良いと思います。
わが家ではエアコンで適温が保てるリビングで飼育しています。
テレビの音やキッチンの物音が心配でしたが、日常的な音くらいは全然大丈夫みたいです。
わが家のウサギが一番ビビるのは、私のクシャミのようです(笑)
ウサギは結構グルメである
ウサギは結構グルメであることが知られています。
牧草でも好き嫌いがありますし、おやつでもものすごく食いつきの良いものもあればイマイチなものもあります。
ペレットもいろいろな価格帯のものがありますが、わが家のウサギは安いペレットだとほとんど食べてくれませんでした。。。
いきなり新しい種類のペレットに変えてしまうと食べてくれなくなったりもするので、新しい種類のペレットに変える場合は、それまでに食べていたものに新しいものを少しずつ混ぜながら徐々に変えて行くと良いです。
まとめ
わが家の例も交えながら、ウサギのお世話の方法とお世話をする際の注意点についてお伝えしてきました。
迎え入れたウサギが安心して快適に暮らすために、毎日のお世話は欠かせません。
ウサギの健康と安心・安全な生活を守りつつ、ウサギのいる生活を楽しんでくださいね。